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ドローン知恵袋(Q&Aコミュニティ)

質問者:speedstar(評価:470)

一等無人航空機操縦士の試験内容の在り方について

2025-02-23 12:32:46

先日、一等無人航空機操縦士の資格を取得はした者ですが、今後のカテゴリーIII(レベル4)における飛行と求められる国家資格の実地試験(スクエア、ピルエットサークル、8の字 etc)があまり噛み合っていない印象を受けます。立ち入り措置を講じず、DID地区の上空を自動航行をしていく事が目的であるというのであれば、むしろリスクマネージメントの構築をどうすべきかの理解度の方が重要になってくるわけで舵取りの質を上げるという事と少し違うのではないでしょうか?もちろん操縦技術がないよりもあった方が良いですが、特異な条件やアクロ飛行、レース(操縦方法は少し違います)をやらない限りあのような飛行はあまり実務向きかというと疑問符がつき、ただの腕比べみたいな気がします。

自分はトイドローンやレースから入った身なので操縦については業務用ドローンと多少の違いはあるにせよ、あまり苦労はしませんでしたが、逆に学科試験を通じてリスクマネージメントや法規についての知見が足りていないなと痛感しました。
但しその学科試験の内容も受験者の理解度を見ているのか、受験者を振るい落とすための手段になっているのかわからないような試験問題もあり、まだまだ改善が必要かと思います。皆さんはどう思われますか?

回答者:はるか (評価:489)

2025-02-25 21:21:44

私も去年、同じく一等無人航空機操縦士の資格をとりました。ご意見を拝見して、確かにリスクマネジメントや飛行計画などにも力を入れるべきというのはなんとなくわかります。ただ、技能検定の試験項目としては、私は特に異論を持っていません。
一等の場合、ご記載のように立ち入り措置を講じず、カテゴリーIII(レベル4)における飛行をするのがメインの業務になるとは思います。自動航行をさせたり、複数のドローンを1人のパイロットが操ったり、ドローンポートからデポさせたり…色々幅は広がります。
しかし、二等と大きな違いが「立入管理措置の有無」です。例え自動航行をさせていても何かあったら人間が手動操縦して緊急対応をする必要があります。二等は「何かあっても立入禁止措置が執られているので下は無人だから、立入管理されている区画から出ないようになんとか区画内のどこかに下ろせれば良い(着陸に適した表面なら最短真下でもいい)」というものです。一方、一等は立入管理区画の設定はありませんから、真下は第三者が沢山います。何かあっても適当にその辺に下ろしたりするわけにはいきません。教科書にあったとおり「予め設定された緊急着陸地点」になんとか不安定な(水平方向だけでなく上下方向の安定機能も失われた)無人航空機を操縦して持って行って着陸させないとならないのです。
そのため、ATTIモードでも意図したとおり機体を誘導し目的の場所まで飛ばせるスキルが求められます。最短・真下に降ろすのではなく必要とされる場所までなんとか飛ばすことができないとなりません。それができることが、立入管理措置を執らず第三者上空を飛ばす事が出来る条件なのです。それを考えると、一等の技能試験の内容はその通り必要なものだと思います。
自動飛行・自動運行などの「これからの使い方」に資格がついてこれるのか、別の資格(限定解除的な)を設けるのかは興味があります。
学科についても同様に、自動運行などのこれからの使われ方も視野に入れた試験になるのは良いことだと思います。ただ、現状はまずは無人航空機単機で確実な操縦が出来るかを審査するという範囲で資格を固めていく、という形なのでは無いかと思います。

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