質問者:無人航空従事者友の会(評価:8273)
2017-06-06 16:24:44
お世話になります。
高度150M以上は、無許可では飛行禁止となっていますが、高度違反を検挙する体制はどのようなしくみなのでしょうか。(地上のスピード違反は経験がありますので、本でもよみましたが)どんな原理で測るのでしょうか、どなたか理系知識の高い方がおられましたら、ほんの少しのさわりの部分だけでもいいのです。おしえていただければとおもいます。お願いします。
回答者:安芸の國のはち(評価:35810)
2017-06-07 12:16:41
現状ではSky High !さんが説明されている事例の様に、どう判断してもあからさまに150mを超えている事実を証明できる物的証拠がないと検挙は難しいと思います。
第三者が飛行物体の高度を測定する簡単な方法としては、レーザー距離計を使って飛行物体のとの距離を測定して三平方の定理から高度を演算測定する方法があります。
しかしこの測定結果だけでは取り締まりができないのが実状です。
計測により得られた情報(状況)を実証するためには、計測の基準点と対象点の位置を明確にする必要があります。
車のスピード取り締まりの場合はこの部分を明確に実証できて証拠になりますが、飛行物体の場合は明確にできないので計測で状況証拠としての扱いになります。
状況証拠のみでの検挙する場合は、全く同じ状況を再現して状況証拠が示す事象以外の結果が発生しないことを実証する必要があるために、操縦者が検挙内容を認めない限り検挙することは非常に困難です。
取り締まりの法律を作らない限り、司法上では計測結果のみで取り締まり検挙する事は出来ないのが実状です。
法律上の抜け道があるから大丈夫ではありません。
150mという高度制限は航空機同士の衝突などの事故を防ぐために設けられた安全のための空域基準です。
Sky High !さんが説明の最後で訴えられている様に「扱う者の自覚」が大切です。
つまり、基準を守るという事は安全を尊重する事。
これが安全に対する自覚です。
回答者:ロクスケ(評価:1823)
2017-06-07 11:38:33
高度150mを超えると想定されるときは、予め許可を得れば飛行可能です
200g以下のトイドローンも高度250m以上は飛行禁止です(実際に高度250mまで届くトイドローンが存在するのか?わかりませんが…)
個人的意見ですが、「高度違反を検挙する技術」を学ばれる時間を「飛行技術」の向上にあてられた方が有意義に感じます
回答者:Sky High!(評価:19171)
2017-06-06 20:53:19
こんばんは。
過去にドローンの高度違反事例は、某県市街地に墜落した機体で、高さ150mの塔を見下ろす画像が残っていたため、飛行禁止空域に侵入したとして検挙されました。
私は高度3,500ft(約1,000m)でドローンに接近されたことがあります。完璧に違反です。
衝突されれば自分達の命もないことから追いかけることはできず、操縦者の特定には至りませんでした。
その他では具体的な取り締り方法が決まっていないので、ドローン専用の計測機器もありません。
以前の「ラジコン」なら、習熟した人でもせいぜい100m範囲の飛行でしたが、ドローンの出現により飛行経験がなくても買ったその日に数kmの飛行ができる時代となりました。
取り巻く環境が追い付かないのが現状です。
だからといって、コッソリやっても捕まらないという助長になってはならないと思っています。
努力されてドローン検定を取得した皆様には、意地でも規則を遵守することこそ「パイロットとしての誇り」と自負してほしいのです。(・_・)
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