質問者:キラカツヤ(評価:417)
回答者:ホバカメ(評価:7702)
2017-09-28 19:50:05
動安定性が負で静安定性が負なら発散してしまいますので、動揺の振幅が中立の位置を挟んで動揺すると考えれば、やっぱり、ここは率直に静安定性は正と考えて誤っているのは④が、一番妥当な考えのようですね。
下の書き込みを修正します(^-^;
回答者:ホバカメ(評価:7702)
2017-08-22 12:49:48
全然自信はありませんが、この設問の場合には、『本来的に静安定性と動安定性は、相関性がないので「動」安定性が「負」である場合にあって、「静」安定性が「負」とか「正」とかは、断定できない』ということで④が誤りと考えていますが、いかがでしょうか。
ドローン検定協会のテキストでは、解説で「静安定性が正の場合でも・・」と静安定性が正の場合が前提となっているようですが、静安定性が負、動安定性が負の組み合わせも、現実ではわかりませんが理論上はあるのではないかと思います。
JALの航空実用辞典によりますと、安定性は、
http://www.jal.com/ja/jiten/dict/p062.html#02
この2.安定性の項目の図1-2-17 飛行機の動安定のdでは、静安定が「負」で動安定が「負」の場合、かく乱位置から釣り合い位置に戻ることなく発散していく図となっています。
なんか、この設問も前回の2級検定で出題されたゲイン設定関係のハンチングの設問も正直ひっかけ問題みたいで理解しにくいですね。
回答者:田舎の爺(評価:22143)
2017-08-20 20:18:27
そうです。
静安定は、
航空機が姿勢を崩した時に元(つり合い状態)に戻ろうとする性質で、
中立位置に戻る(復元性がある)性質がある事を『安定』と言います。
その状態を維持する性質がある場合『中立』と言い、
中立位置から遠ざかる性質がある場合『不安定』と言います。
動安定は、『時間経過に対する復元性の傾向』を示し、静安定が『安定』であることが前提です。
↓↓↓↓↓↓↓↓
(静安定が安定(正)でないと、動安定は発現しないということ。)
↑↑↑↑↑↑↑↑
要するに、復元性が働く場合、
中立の位置を一旦オーバーシュートし、
再度中立に戻ろうとして、またオーバーシュート・・・
それを繰り返す事になります。
この時、
その振幅がだんだんと小さくなる場合を『動安定が安定』と言います。
いつまでたっても、振幅が変わらない場合は『動安定が中立』と言い、
逆に振幅が大きくなる場合は、『動安定が不安定』と言います。
『基礎航空工学(鳳文書林出版)』抜粋
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