質問者:TASK02@(評価:5654)
2017-11-15 16:18:04
現在ドローンの事故がニュースなどで報じられていますがこのコミュニティーの方々も含め私も気になっている「どんなきっかけでドローンは落下するのか?」です。
よく聞く落下原因の8割はバッテリー切れなどありますが本当なのか?
あるメーカーに限っての8割なのか?
バッテリー切れ以外の落下原因をメインに事例を報告して落下防止の抑止に役立てればと思います。
例)ファントム3で高度70Mから着陸中、降下速度4m/sで降下してる途中にバランスが急に崩れ40Mから落下し機体は大破。
その時の風は風速4.5m/sだったので上空では5m/sを超えてた可能性も大。
降下速度を1m/s程度に抑えてれば墜落を防げてたのでしょうか?
などの事例に降下速度が速すぎるのでは?私は常に降下速度は1.5m/s程度です。
等々
回答者:ムラヤマ(評価:13196)
2017-11-17 21:58:54
【水面】についての追加情報。
〇無風で鏡のような水面の上を低空で飛行して落ちた人はかなり多い。
FBで、この様な状況でコントロール不能に陥り、木に激突した方がおり、何人かの考察により原因をある程度予測した結果をお知らせします。
機体はマビック、静水面を低空で飛行、上空は木が茂り上昇出来ない状態、急に木に向かって後退し、エレベーターで前進したが間に合わず木に激突し墜落。
結論として、ダウンウオッシュによる水紋にビジョンセンサーが反応し、一様な波の広がりを機体の移動と判断してしまった事が原因ではないかと言う所に落ち着きました。
GPSとビジョンセンサーの情報の優先度合はどの様なアルゴリズムで判定しているかは不明ですが、川の上空で、流れ方向に移動を始めたとの情報もありましたので、多分ビジョンセンサーが優先されていると考えられます。
当舵と同時にセンサーの影響外の高度まで素早く上昇する事で対処出来そうですが、事例は木が邪魔でそれも叶わなかった様です、上空閉鎖空間で下が水の時はセンサーを切る設定にする事が重要です。
回答者:素粒子ー(評価:16247)
2017-11-17 18:50:34
ドローンはモラル、リスクが常について回りますね。
安かろう悪かろうでは到底飛ばすことは出来ません。
メーカー側も常に最新の注意を払い、起こりうるリスク事例の申し送りをすれば良いと思います。
固定回転翼機である宿命のドローン、又、空撮で見てはいけない情報も多数あるでしょう。
自分さえ良ければと思う人も、余りにも注目され過ぎた反動ではないでしょうか?
とても手軽に飛ばせる趣味ではないと思います。
最初は私もいい気になってた時が有りましたが、練習はやはり野外では、とうてい難しくなってくるのではないでしょうか?
許可を受けたからと言って、指定エリアで飛ばす事が出来ても、空撮をしている限り覗かれたくない人も出てきてトラブルの元にならなきゃ良いのですが。
YouTubeにも注意喚起の動画が多数上がっています。
保険に入ったとしても、他人を巻き込みその人の人生を奪ってしまうんですよ。
と私は感じ始めています。
まぁ、測量とか人が立ち入れない場所の観測には賛成ですけど。
だからと言って否定はしません。
回答者:TASK02@(評価:5654)
2017-11-17 14:57:48
としぞうさん・安芸の國のはちさん・素粒子ーさん情報有難うございます、こういう事故例は経験者の話を拡散させて注意すべきスレッドです。
実際に本屋などでドーン関係の本にこういう落下事故のパターン・事例/対策などが乗っていてお金を出して買ったくらい有益だと思いました。
私も予備バッテリーを買う互換品を買うか悩みましたが今後そのような事例があったならば純正品で揃える事にします。
回答者:としぞう(評価:5795)
2017-11-17 04:47:57
経験者からの話をまとめたものですが・・・
【電圧低下】
サードパーティのリポバッテリーを使った結果、電圧不安定でローターが止まり墜落したというネットの書込がありました。
私自身は、高くても純正品以外使う気になれません。
【電波障害】
強烈な電波を発する送電線の近くなどを飛行して墜落、工事現場のクレーンの無線電波の影響を受けて墜落・・・といった事例は少なくないようです。
見えない電波なので、必ずしも原因が特定できないところが難しいところでしょうが・・・
また、2.4Ghz帯を使用するドローンですから、wifiが飛び交う人混みで飛ばすときにも同じような事例があるようです。
ちなみに私のMavicProは、電車の線路脇でコンパスキャリブレーションをした結果、内部のコンパスユニットが壊れてしまい、結局、機体交換となりました。
電波干渉による墜落は避けたいので、極力そういう場所を避けると同時に、スペクトラムアナライザーで周囲の電波状態も確認するようにしています。
【水面】
無風で鏡のような水面の上を低空で飛行して落ちた人はかなり多いようです。
GPSが乱反射で不正確になるほか、下方ビジョンセンサーも役に立たなくなるようです。
【技術不足】
最初から「Pモード」と障害物センサーに頼った飛行しかしていない人が、山などでGPS信号をロストした際にコントロール不能となり(ATTIモードやトイドローンで訓練していないとまずパニクる)墜落させてしまうという人為的なミスはかなり多いようで、ネットで「墜落させちゃいました~」とかいうものの多くがそのパターンのようです。
回答者:安芸の國のはち(評価:35810)
2017-11-16 16:22:25
墜落事例の意見交換の場は墜落事故抑止にとても有効な情報交換の場になると思います。
事例にある「降下速度4m/sで降下している途中にバランスが急に崩れて40mから落下…」の事象で考えるべき事として、私の意見としては原因側面として2つの要因を考察する必要があると思います。
①なぜ突然バランスを崩したのか?
②なぜバランス喪失が墜落に至ったのか?
先ず①の要因を考察するとき対地速度より対空速度(大気速度)が重要です。
横風が4.5m/s程度あったという事は垂直効果の場合はVRS(ボルテックスリングステート)の影響は考え難く、上昇気流の影響を考察する必要があると考えます。
垂直降下中の対空速度は降下速度と風向速度のベクトル合成です。
更に上昇気流が加わった場合には、条件がそろえば降下速度(垂直方向のベクトル合成対空速度)は容易に3m/s前後になる事が予測されます。
特に夏場の飛行の場合は上昇気流の存在を常に意識する必要があります。
次に②の要因については、墜落状況がコントロール不能な状態だったのか、動力停止(モーター停止)による結果だったのかを見極める必要があります。
今回の事象の場合は40mを一気に落下したとすると動力停止の可能性が高いと考え、動力停止の原因は「機体傾斜角度が制御限界を超えた事による非常停止機能」によるものだと考察します。
以上の考察から考えられる回避策は、①飛行させている機体の性能と特性を考慮する、② 風向と上昇気流を意識したノコギリ降下(水平移動と斜め降下の繰り返し)又は螺旋降下で少しずつ高度を下げる、の2点を注意する必要があると私は考察します。
回答者:素粒子ー(評価:16247)
2017-11-15 18:11:15
高度が上がるほどドローンには影響が出るのではないでしょうか?
固定回転翼機である上の宿命ではないかと思います。
飛行機も離陸より着陸の方が難しいと言われております。
ネットサーフィンしていて墜落時のパラシュートオプションをテストしているものもありました。
地上高により風速や向きも違ってくるでしょうし、大きなドローンだとリスクも大きくなります。
机上での推測より、実際の風の向き強さが分かるシステムがあると良いのですがねドローン向けに
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